仏 革命記念日 ロシア周辺のNATO加盟国部隊がパレードで行進

フランスでは、革命記念日にあわせた軍事パレードが行われ、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、ロシア周辺のNATO=北大西洋条約機構の加盟国の部隊が招かれ、連帯をアピールしました。

フランスではフランス革命の節目となった1789年のバスチーユ監獄の襲撃にちなんで7月14日が国民の祝日とされ、毎年パリのシャンゼリゼ通りで大規模な軍事パレードが行われます。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中で行われたことしの軍事パレードには、バルト3国やポーランド、それにルーマニアなど、ロシア周辺のNATO加盟国の部隊が招かれ、それぞれの国旗を掲げて行進しました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、マクロン大統領はNATOを軸にした安全保障体制を重視し、アメリカなどと協調してウクライナの周辺国に部隊を派遣してきました。

フランス政府は毎年、革命記念日の軍事パレードに同盟国や友好国の首脳などを招いていて、ことしはロシアによる軍事侵攻を受けて、NATOの連帯をアピールする場となりました。