佐賀 “いじめでPTSD” 鳥栖市の責任は認めず 判決確定 最高裁

中学1年生のときにいじめを受け、PTSD=心的外傷後ストレス障害を発症したとして、佐賀県鳥栖市の男性が同級生や市に賠償を求めた裁判で、最高裁判所は男性の上告を退け、市の責任は認めず、同級生に賠償を命じた判決が確定しました。

鳥栖市の中学校に通っていた佐藤和威さん(23)は、1年生だった2012年に、刃物を首に押しつけられたりエアガンで撃たれたりしたほか、現金を脅し取られるなどのいじめを受けてPTSDを発症したとして、同級生8人と、その保護者、それに市に合わせて1億2000万円余りの賠償を求めました。

2審の福岡高等裁判所は「PTSDになったとは言えないが、継続的ないじめによって精神的苦痛を受け、通院を余儀なくされた」と指摘して、同級生8人に合わせておよそ400万円の賠償を命じました。

市については「学校側がいじめを認識しながら見過ごしてきたとは言えない」などとして、1審に続いて訴えを退けました。

佐藤さんは、判決を不服として同級生5人と市について上告していましたが、最高裁判所第3小法廷の宇賀克也裁判長は、14日までに退ける決定をし、2審の判決が確定しました。