大谷翔平 投げては9勝目 打っては2安打2打点 連敗5でストップ

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がアストロズ戦に投打の二刀流で先発出場し、2点タイムリースリーベースを含む2安打を打って6回を1失点に抑え、9勝目をあげました。

TN 123|456|789|計H     
ア|000|100|000|14     
エ|030|004|00x|712。
【大谷 投手成績】
投球回 6回 被安打4 奪三振12 失点1 今季通算 9勝4敗 防御率2.38。
【大谷 打撃成績】
1:空三振 2:三塁打 3:四球 4:左安 5:空三振 今季通算 打率.258 HR19 56打点。

大谷選手は13日、本拠地のエンジェルスタジアムで行われたアストロズ戦に中6日でマウンドに上がり、1回は先頭をフォアボールで出しましたがキレのある変化球で2者連続で三振を奪い得点を許しませんでした。

3回にはアストロズの好打者、アルトゥーベ選手をこの日最速の161.9キロで空振りの三振にとるなど12個の三振を奪って6回をヒット4本、1失点に抑えて105球でマウンドを降りました。与えたフォアボールは2つでした。
バッターとしては先月8日以来となる1番指名打者で出場し、2回に1点を先制した後、2アウト一塁二塁で迎えた第2打席で高めの速球を引っ張ってライト線に2点タイムリースリーベースを打ちました。

2点リードの6回の第4打席では変化球を逆方向のレフト前に打って1アウト一塁二塁とチャンスを広げ、エンジェルスはこの回、打者一巡の攻撃で4点を追加しました。1回の第1打席は空振り三振、4回の第3打席はフォアボール、7回の第5打席はフルスイングで空振り三振し、体勢を崩すほどの大振りにどよめきが起こりました。

大谷選手は4打数2安打2打点、フォアボール1つで打率は2割5分8厘に上がりました。エンジェルスは地区首位のアストロズに7対1で勝ち連敗を5で止めました。

投打に活躍した大谷選手はピッチャーとして6連勝で今シーズンの成績を9勝4敗とし、防御率は2.38となりました。大谷選手はオールスターゲーム前の最後の先発登板で自己最多だった昨シーズンの9勝に早くも並び「野球の神様」と言われるベーブ・ルース以来、104年ぶりとなる「ふた桁勝利、ふた桁ホームラン」の達成にもあと1勝と迫りました。

奪三振は12 ふた桁奪三振は4試合連続

大谷選手はこの試合、三振12個を奪って4試合連続でふた桁の三振を奪いました。
4試合連続のふた桁奪三振は日本選手では1995年の野茂英雄さんに並んで最長です。
大リーグ記録は、ヤンキースのコール投手がアストロズ時代の2019年にマークした9試合連続となっています。

「奪三振は試合の流れをつくるのにすごくいいアウト」

またもチームの連敗を止めた大谷選手は、試合直後に現地放送局のグラウンド上でのインタビューに答え、「苦しい試合が多いが、何とか粘ってきょうも勝てたので、またあした気持ちを切り替えて頑張りたい」と話しました。

みずからが投げる試合でバッターとして追加点をあげたことについては、「自分が投げているということにかかわらず、常に得点圏ではランナーをかえしたいと思っているので、いいバッティングができてよかった」と、振り返りました。

4試合連続ふた桁奪三振と好調のピッチングについては、「積極的に攻めることができているのがいいところかなと思う。奪三振は試合の流れを持ってくるのに、すごくいいアウトだと思うので、続けられるように頑張りたい」と話しました。

【一問一答】

試合後、大谷選手が日米のメディアの取材に答えた一問一答です。
チームが低迷する中、どんな思いでプレーしているのか。
オールスターゲームとホームラン競争への出場はどう考えているのか。
答えました。
Q.
この6登板、すばらしい投球。
A.
打線とかみあっているので。
1点取られた後も、しっかり粘って抑えられたのが、打線とかみ合ういいきっかけだったのかなと思う。

Q.
連敗中の登板が続いている。
A.
それは連勝中に投げたいですけど。
もちろんいっぱい勝って、ポストシーズンに行くのがいいことなので。
ただ、きのうも打線に入って負けているので。
やっぱり取り返したいなという気持ちで、マウンドには行っている。

Q.
いつも最後のバッターは三振で終わるが、特別な力がわいてくるのか。
A.
もう球数を見ながら終わりそうだなというか、終わりが見えている時はやっぱりバットに当てさせないことが、いちばん(失点の)可能性は出てこない。もちろん奪三振をねらいにいく。

Q.
スライダーがすごくいいが、シーズン序盤から変えたのか。
A.
特にはない。よりいいスライダー、まっすぐもスプリットもそうだがよりいい球を投げたいなと思って毎日練習しているので。
どうやったら、よりいい球が投げられるかなというのは、どの球種も同じく考えている。

Q.
4試合連続ふた桁三振。
球団ではノーラン・ライアンさんに続いて2人目。
A.
すごく光栄なことですし、もっともっと続けられるよう、にもちろん頑張りたいなとは思う。
シンプルにゼロを並べられるように。
きょうも1点取られたが、シンプルにそういう風に考えてピッチングしたいなと思う。
Q.
ホームラン競争が残り1枠空いているが、出場するのか。
A.
どうなんですかね(笑)。
試合の出方というか、何もオールスターの話をまだしていないので。
まだ何もわからないかなと思う。

Q.
ホームラン競争もわからない。
A.
そうですね。
(オールスターゲームで)例えば、何打席投げるとか、何イニング投げるとか、そういうのもまだ全然話していないので、まだわからないと思う。

Q.
オールスターでは、ことしも先発マウンドに上がりたいか。
A.
んー。
もちろん、そうですね。
先発ピッチャーからしたら、もちろん特別な場所なので、投げたいと思うのが普通だと思う。
ただ自分より数字がいい選手がたくさんいるので投げるべきだと思うし、もっともっと自分より投げるのにふさわしいピッチャーがいると思う。
そこに近づけるようにきょうも頑張ったが、そこを決めるのは僕じゃないので。
言われたところで頑張りたいなと思っている。

Q.
このチーム状況で投げる率直な心境は。
A.
特に変わらず。
シンプルにゼロを並べる作業を毎回したいとは思っている。
その結果、勝つかどうかは、正直僕も打線の中にいますけど、どういう風に転んでくるかはちょっとわからないので。
ピッチャーとしては、もうシンプルに毎回毎回ゼロに抑えていくという、あまり先のことを考えずに。
そういう感じでいいかなと思う。

Q.
9勝で去年の勝利数に早くも並んだ。
A.
勝っている試合で自分の登板がたまたま多いのかなというのはある。
打線もきょうも7点取ったし、みんないい感じの打席が多かったと思うので、それを継続していくのがやっぱり大事。
162試合戦っていく中で、安定感を出していくのが難しいところなので。
きょう勝ったことは、1つ良かったこととして、またあす切り替えて頑張りたいなと思う。

Q.
4試合連続ふた桁奪三振で、野茂英雄さんに並んだ。
野茂さんはどんな存在か。
A.
すごく光栄なことだし、奪三振というのは1つ強みかなとは思っている。
それに頼らずにというか、全体トータルで毎試合勝てるように組み立てていくのもピッチングなので。
いろんな選択肢を持てるのがいちばんいいと思う。

Q.
去年は、ホームラン競争に日本人が出るのを見てみたいと言っていたが、ことしの心境は。
A.
去年は、(ホームラン競争が)どういうボリュームなのかわからなかった。
まあなかなかハードでしたし、ことしはもちろん光栄なことなので頑張りたいなという気持ちはあるが、試合がどうなるかわからないので、それによって変わってくるかなと思う。
Q.
4月や5月に苦しんだピッチングで試合を作った経験が、今に生きているのか。
A.
なんでしょうね。
まあ悪かった試合をただ悪かったで終わらせるかどうかで多少、やっぱり長い戦いなので変わってくる。
ただ6点取られたとか、それはただ単に調子が悪かったで終わらせるのかどうかで捉え方が変わってくる。
(点を)取られた試合の後がよいというのは、このシーズンにとっても大きいと思うし、いい試合を継続していくのがもちろん大事だが、必ず3点、4点取られる時も来るので。
何が悪かったのかなというのは、毎回、毎回反省して、次につなげたいなと思っている。

Q.
二塁にランナーを背負うと通信機器を使うが、集中力に影響はあるか。
A.
最初はあったけど今はない。