経産省 電力を北海道から首都圏へ 日本海に海底送電線を整備

電力需給の厳しい状況が続くなか、経済産業省は日本海の海底を通って北海道から首都圏に電力を送る送電線を新たに整備する方針を決めました。北海道で発電される再生可能エネルギーを首都圏でも利用できるようにし、電力需給のひっ迫解消につなげることにしています。

2030年代の運用開始を目指す

電力消費の多い首都圏では、毎年夏と冬に需給がひっ迫しやすいことから、ほかの地域からの供給量をいかに増やすかが課題となっています。

こうした中、経済産業省は13日、北海道から首都圏に電力を送るための送電線を新たに整備する方針を決め、全国の電力需給を調整するオクト=「電力広域的運営推進機関」に具体的な計画を策定するよう要請しました。

送電線は日本海の海底を通って北海道と首都圏を結び、最大で200万キロワットの電力を送れるようにします。

要請を受けてオクトでは今後、2年程度かけて計画を策定し、2030年代の運用開始を目指すとしています。

北海道と本州の間には地域間で電力を融通する「連系線」と呼ばれる送電設備がありますが、現在は90万キロワットまでしか電力を送れません。

北海道では、風力や太陽光といった再生可能エネルギーの発電の増加が期待されていて、経済産業省などは新たな送電線を整備することで、首都圏の電力需給のひっ迫解消につなげることにしています。