プーチン大統領 イラン訪問へ トルコ大統領とも会談の見通し

ロシアのプーチン大統領は来週19日、イランを訪問し、ライシ大統領のほか、トルコのエルドアン大統領とも会談する見通しとなり、ウクライナ情勢やウクライナ産の穀物の輸出など食料問題を巡って議論が交わされると見られます。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は12日、プーチン大統領が来週19日にイランの首都テヘランを訪問し、ライシ大統領と首脳会談を行うと発表しました。

また、プーチン大統領は、テヘランを訪れるトルコのエルドアン大統領との首脳会談に臨むほか、3か国の首脳会談も行われる見通しだということです。

一連の会談では、ウクライナ情勢やウクライナ南部の黒海に面する港がロシア軍によって封鎖され、穀物の輸出ができない状況が続くなか、食料問題を巡って議論が交わされると見られます。

プーチン大統領は11日、エルドアン大統領と電話で会談し、近く対面で会談する方向で調整していることを明らかにしていました。

プーチン大統領としては、友好関係にあるイランやトルコとの連携を強調し、ロシアへの対抗姿勢を強める欧米をけん制する思惑があるとみられます。