感染再拡大 都内の病床使用率上昇も重症患者用は低水準で推移

東京都内では新型コロナウイルスの感染の再拡大にともない、病床使用率が上昇しています。

都内の病床使用率は今月1日時点では18.9%だったのが、12日時点では速報値で41.1%と上昇が続いています。

都が通常医療への影響も踏まえて、新型コロナの患者用の確保病床を今の5000床余りから7000床余りに引き上げる判断を行う目安としている40%を上回りました。

一方、重症患者用の病床使用率は低い水準で推移しています。

人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使用している重症の患者は12日時点で12人で、第5波のピーク時の297人や第6波のピーク時の87人などに比べると大幅に少なくなっています。

高濃度の酸素投与による治療が行われている患者をあわせた「オミクロン株の特性を踏まえた重症患者用の病床使用率」は、ピーク時には36.3%だったのに対し、12日時点では速報値で8.8%です。