映画「007」テーマ作曲 英作曲家モンティ・ノーマンさん死去

世界的に人気のスパイ映画「007」シリーズを通して使用されているジェームズ・ボンドのテーマ曲を手がけたイギリスの作曲家、モンティ・ノーマンさんが死去しました。94歳でした。

モンティ・ノーマンさんは1928年にバルト3国のラトビア出身の両親のもと、ロンドンのイーストエンド地区で生まれました。

16歳からギターの演奏を始めると音楽の才能を発揮し、1950年代にはジャズバンドの歌手として活躍しました。

その後、1962年に公開された「007」シリーズの第1作、「ドクター・ノオ」のための作曲を依頼されました。

当時、ノーマンさんは他の仕事で忙しく、断ろうとしたということですが、映画のプロデューサーは「ジェームズ・ボンド」役のショーン・コネリーさんが滞在するジャマイカの撮影現場に招待し、説得したということです。

ジェームズ・ボンドのテーマ曲とともに、銃身の向かう先を歩くボンドが身を翻し、銃を撃つ斬新なオープニングは評判を呼び、以降、シリーズを通して使用されるようになりました。

ノーマンさんの公式ウェブサイトによりますと、ノーマンさんは11日、亡くなったということです。

94歳でした。