ビール系飲料の上半期の販売 大手4社中3社が前年同期より増加

大手ビールメーカーのことし上半期のビール系飲料の販売は、新型コロナの影響を受けた経済活動の正常化などを背景に、4社のうち3社が前の年の同じ時期より増加しました。

大手ビールメーカー4社が発表したビール、発泡酒、それに第3のビールを合わせた「ビール系飲料」の、ことし1月から先月までの上半期の販売数量や売り上げは、前の年の同じ時期より
▽アサヒビールが15%
▽サントリーとサッポロビールが3%、いずれも増加しました。

上半期の販売が前年と比べて増加に転じたのは
▽サントリーが3年ぶり
▽サッポロが6年ぶりで
▽アサヒは今の基準で公表し始めたおととし以降で初めてです。

背景には去年の上半期は緊急事態宣言などを受けて飲食店で酒類の提供停止や営業時間の短縮が続き、大きく落ち込んだ反動もあって、業務用を中心に販売が伸びたことなどがあるとしています。

一方、キリンビールは前の年の同じ時期より4%減少しましたが、会社では「去年は家庭用の販売好調で落ち込みが比較的小さかった分、今回は数字の伸びを欠いたが、業務用の復調ぶりに大きな差はない」としています。

新型コロナの影響を受けた経済活動の正常化などを背景に、需要が戻りつつあることを示した形ですが、感染拡大前の2019年の水準と比べると、各社とも10%から18%程度下回っていて、依然、本格的な回復には至っていません。