この会合について、ホワイトハウスで安全保障政策を担当するサリバン大統領補佐官は11日、記者会見で「大統領はアメリカ国民のためにガソリン価格の引き下げに向けて打てる手はすべて打つ」と述べ、サウジアラビアやUAE=アラブ首長国連邦などに対して原油の増産を呼びかけることがねらいだと説明しました。
ただ、専門家の間では産油国側がアメリカの求めるような増産に応じるのか不透明だとの見方も出ています。
バイデン大統領にとっては、この分野でどの程度成果が見込めるのかわからないリスクを背負った中での中東訪問になりそうです。
米高官 大統領の中東訪問 “産油国に原油増産 働きかけへ”
アメリカ・ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官は、今週のバイデン大統領の中東訪問について、「大統領はガソリン価格の引き下げに向けて打てる手はすべて打つ」と述べ、産油国に原油の増産を働きかけることがねらいだと説明しました。
アメリカのバイデン大統領は今月13日から4日間の日程で、イスラエルとヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区、それにサウジアラビアを訪問する予定で、このうちサウジアラビアでは、GCC=湾岸協力会議の加盟国など中東の産油国の首脳らとの会合に臨むことにしています。
