安倍元首相死去 米の日本大使館などに元閣僚や外交官らが弔問

安倍元総理大臣の死去を受けて、アメリカにある日本大使館や総領事館には元閣僚や外交官らが次々と弔問に訪れました。

ニューヨークにある日本総領事館にはヘンリー・キッシンジャー元国務長官が弔問に訪れました。

そして、記者団に対して「安倍元総理大臣は日本をアメリカにとって不可欠な同盟国に、そしてアジアの中の柱に育て上げた偉大なリーダーだ。彼の努力のおかげで日米関係は非常に強固だと思うが、今後もさらに発展して緊密なものになると確信している」と述べ、その功績をたたえました。
また、オバマ政権で東アジア政策を担当し、広島やハワイの真珠湾をともに訪れたダニエル・ラッセル元国務次官補は「彼は日本にとって傑出したリーダーであり、アメリカと世界中の民主主義社会の偉大な友人だ。彼がいなくなることは残念でならないが、より積極的で、国際的な視野を持った日本は世界への贈り物だ」と述べ、日米関係のみならず国際社会における日本の存在感を向上させたことを高く評価しました。

また、アメリカの首都、ワシントンの日本大使館でも記帳台が設けられ、アメリカ政府や各国の大使館の関係者などが訪れていました。
このうち、日米貿易協定の交渉などに携わったアメリカ通商代表部の元交渉担当者のデビッド・ボーリング氏は「彼は世界のリーダーだった。彼の前向きな日本のためのビジョンは生き続けている」と述べました。
また、かつて駐日首席公使を務めていたジェームズ・ズムワルト氏は「安倍元総理大臣はいつもアメリカの指導者と会うことを望み、とても聞き上手で、誠実に話に耳を傾けていた印象がある。それが強固な日米関係を築けた理由の1つだと思う」と述べました。