参院選“1票の格差 最大3倍超は憲法違反” 全国一斉に提訴

10日の参議院選挙で、いわゆる1票の格差が最大で3倍を超えていたのは憲法に違反するとして、弁護士のグループが選挙の無効を求める訴えを全国の裁判所に起こしました。

10日に投票が行われた参議院選挙では、選挙区によって1票の価値に最大で3倍を超える格差があり、弁護士のグループは「投票価値の平等に反していて憲法に違反する」として、すべての選挙区の選挙の無効を求める訴えを東京や仙台など全国の高等裁判所とその支部に起こしました。

参議院選挙の1票の格差について、最高裁判所は最大で5倍の格差があった2010年の選挙と、4.77倍だった2013年の選挙について「違憲状態」と判断しましたが、その後、いわゆる「合区」の導入などによって、格差が3倍程度に縮小した2016年と、前回・2019年については、憲法に違反しないと判断しています。

訴えを起こしたグループの升永英俊弁護士は「国会では憲法改正に関する議論も行われているが、1票の価値が是正されていない選挙で選ばれた議員にはそもそも国会活動をする資格がないということを強く言いたい」と話しています。