渋沢栄一ゆかりの企業など集い “精神を広く伝えていこう”

日本における「資本主義の父」と呼ばれ、再来年から新しい1万円札の肖像画となる、渋沢栄一ゆかりの企業などによる集いが東京都内で行われ、豊かな国づくりに向けて力を尽くした渋沢の精神を広く伝えていこうと呼びかけました。

この集いは、渋沢栄一が初代会頭を務めた東京商工会議所が開催し、会場には渋沢ゆかりの企業や団体のトップなどおよそ30人が集まりました。
このうち、渋沢が明治から大正にかけて相談役を務めた大手ゼネコン「清水建設」の宮本洋一会長は、かつて渋沢が過ごした東京 江東区で進めている旧渋沢邸の保存と再生に向けた取り組みを紹介しました。

明治時代に完成した木造和風建築を中心とする旧渋沢邸は一時、青森県などで保存されていましたが、江東区に移して補修したうえで、建設当時の姿に再現する予定だということで、宮本会長は「建物は来年完成するが、再来年からは一般にも公開したい」と述べました。

このあと参加者らは、渋沢が肖像画となる新しい1万円札が発行される再来年に向けて、豊かな国となるために力を尽くした渋沢の精神を広く伝えていこうと呼びかけました。
東京商工会議所の三村会頭は「渋沢の人生を知ると、今の大変な世の中に負けてなるものかと思う。私たちもいま一度、日本を強く豊かな国にするため、力を尽くしていきたい」と述べました。