ウクライナ ドネツク州の集合住宅にミサイル攻撃 “15人死亡”

ロシア軍が完全掌握を目指して攻撃を続けるウクライナ東部ドネツク州では9日、北部の町で5階建ての集合住宅がミサイルで攻撃され、ウクライナの非常事態庁は少なくとも15人が死亡したと明らかにしました。

ロシア軍はウクライナ各地でミサイル攻撃を続けていて、ロシア国防省は東部のドネツク州やハルキウ州、南部のミコライウ州、さらに中部のキロボフラード州などで武器庫や燃料庫といった軍事インフラを破壊したと発表しました。

ドネツク州では9日夜、北部の町で5階建ての集合住宅がミサイルで攻撃され、ウクライナの非常事態庁はこれまでに少なくとも15人が死亡し、5人がけがをしたと明らかにしました。

ドネツク州のキリレンコ知事は「住民によると9歳の子どもを含む34人が住んでいた可能性が高い。現在、救助活動が行われている」としています。

現場を撮影した映像からは、建物が大きく壊れて、がれきの山になっているなか、救助隊員たちが手や重機を使ってがれきを取り除きながら、救助活動を行っている様子が確認できます。

ロシア軍はドネツク州の完全掌握を目指していて、今後、兵員や装備品を補充し、部隊を再編したうえで、拠点都市への大規模な攻勢に乗り出すとみられ、戦闘がさらに激しさを増す可能性が出ています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は9日に公開した動画のメッセージで「東部でのロシア軍砲兵部隊の残忍な攻撃は1日たりともやまない。このようなテロ行為を本当に止めることができるのは高精度かつ強力な兵器だけだ」と訴えました。

そして、アメリカの国防総省が追加の軍事支援を行うと発表したことに謝意を示し、ロシア軍への抵抗を続ける姿勢を強調しました。