98歳女性 4回目接種の翌日に死亡 因果関係は評価できず 厚労省

新型コロナウイルスワクチンの4回目の接種について、厚生労働省は98歳の女性が接種の翌日に死亡しているのが見つかったと発表しました。4回目接種後に死亡した人が確認されたのは初めてで、接種との因果関係は評価できないとしています。

4回目のワクチン接種は、対象を60歳以上や、18歳以上の基礎疾患のある人などに限定して、ことし5月から全国で進められています。

厚生労働省は8日に開いた専門家部会で、6月27日にファイザーのワクチンを接種した98歳の女性が死亡したと、ファイザー側から報告を受けたことを明らかにしました。

女性は施設で暮らしていて、翌朝、職員が巡回したところ亡くなっていたということです。

死因は不明で、接種と死亡との因果関係は現時点で評価できないとしています。

4回目接種を受けた人は7日の公表時点で全国でおよそ149万人で、接種後に死亡が確認された人は初めてです。