「早く平和戻って…」ウクライナの避難者 七夕で短冊に願い

ロシアによる軍事侵攻でウクライナから日本に避難してきた人たちの交流会が七夕に合わせて都内で開かれ、ウクライナの人たちが戦争が終わって平和が早く訪れてほしいと心から願い、メッセージを短冊につづっていました。

このイベントはウクライナから避難した人たちの支援活動を続けている「ウクライナ交流センターひまわり」が七夕に合わせて7日夜、都内の会場で開きました。

首都圏で暮らすウクライナの人たちおよそ40人が参加し、それぞれ色とりどりの短冊に願い事をウクライナ語などで書いてささに飾っていました。

短冊には「早く平和な生活が戻ってほしいです」とか「ウクライナにいる友達や親戚が安全でありますように」などと平和を願うメッセージがつづられていました。
また会場ではそうめんやかき氷がふるまわれ、ウクライナの子どもたちがうれしそうに食べていました。

参加した女性は「日本の文化に触れられただけでなく、多くのウクライナ人と交流できて自分が1人ではないと感じました」と語っていました。また13歳の少年は「戦争が早く終わってほしいです」と話していました。

交流センターの浮世満理子代表は「ウクライナから避難してきた人たちのなかには、戦争の影響とともに日本での慣れない生活で精神的に追い込まれている人も少なくありません。皆さんが孤立化しないよう支援していきたいです」話していました。