東京メトロ 4つの路線で運行本数削減へ コロナ影響で通勤客減

東京メトロは新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が普及し、通勤客が減っているなどを理由に、銀座線や丸ノ内線など、合わせて4つの路線で来月下旬から運行本数を削減することになりました。

発表によりますと、運行本数を減らすのは、銀座線、丸ノ内線、東西線、千代田線の合わせて4つの路線です。

すべての路線で朝の通勤時間帯を中心に、運行本数を減らすのをはじめ、銀座線では浅草と渋谷の区間で平日の日中や、休日の朝から夜にかけて、1時間当たり18本から12本に減らします。

丸ノ内線では、池袋と荻窪の区間で、平日の日中や休日の午前から夜にかけて、運行本数を減らすことなどを決めました。

いずれの路線も終電の時刻の繰り上げは行わないということです。

削減の規模は4つの路線の平均で7.8%にあたるということで、東西線を除く3つの路線は、ことし3月のダイヤ改正に続く運行本数の減少となります。

削減を決めた理由について東京メトロは、新型コロナの影響で在宅勤務が普及し、通勤客が減少したことに加えて、平日の日中や休日も利用客の数が十分に回復していないためとしています。

今回の減便は来月27日のダイヤ改正で実施される予定です。