名古屋の小学校 児童が転び大けがも救急車呼ばず 市教委が陳謝

名古屋市の小学校で5日、男子児童が転んで顔を強く打ち、痛みを訴えておう吐するなどしたのに、学校側は救急車を呼ばず、後になって顔面骨折の大けがと診断されて入院していたことが分かりました。
名古屋市教育委員会は、適切な対応ではなかったとして陳謝しました。

名古屋市教育委員会によりますと、5日午後1時すぎ、市内の小学校で、休み時間中に、5年生の男子児童が別の児童を背負って遊んでいたところ、転んで床に顔を強く打ちつけたということです。

児童は、担任の教諭に「ものが二重に見える」と話したあと、保健室で目の痛みを訴えておう吐しましたが、養護教諭は、腫れなどが見られずに眼球も動いていたことから、救急車を呼ばずに患部を冷やして保護者に連絡する対応を取り、校長もこれを確認していたということです。

その後、児童は迎えに来た保護者の前で再びおう吐し、目の痛みや気分の悪さを訴えたことから、保護者がその場で救急車を呼び、病院に搬送したところ、顔面の骨折で全治3か月と診断され、緊急手術を受けてそのまま入院したということです。

これを受けて、名古屋市教育委員会は7日午後、記者会見を開き「学校から速やかに救急搬送するのが適切だった。申し訳ありません」と陳謝しました。

そのうえで、再発防止策として、子どもがけがをした場合は安全を最優先に判断して対応するよう、名古屋市立のすべての学校に通知を出すとしています。