東京都 新型コロナ 2人死亡 8341人感染確認 前週比2.2倍に

東京都内の6日の感染確認は1週間前の水曜日の2.2倍となる8341人でした。前の週の同じ曜日を上回るのは19日連続、2倍を超える増加は5日に続いて2日連続で感染が再拡大しています。

東京都は6日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の8341人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の水曜日の2.2倍で4538人増えました。

前の週の同じ曜日を上回るのは19日連続で、2倍を超える増加は5日に続いて2日連続です。また一日に8000人を超えるのはことし4月14日以来です。

6日までの7日間平均は4426.6人で、前の週の186.8%となり感染が再拡大しています。

8341人を年代別に見ると、20代が最も多く全体の22.9%に当たる1912人でした。65歳以上の高齢者は553人で全体の6.6%です。

一方、人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は5日より1人増えて8人でした。

また都は感染が確認された70代の女性と80代の男性の合わせて2人が死亡したことを発表しました。

小池知事「先手先手で対策」

東京都の小池知事は記者団に対し「感染者数の伸び率が1.5を超えており、感染症の広がりの速さを示している」と述べました。

一方、都内の今の病床使用率は第6波に比べると低い水準となっていて、小池知事は「医療や検査体制などは整えている。先手先手で対策を行って亡くなる人をいかにを抑えるかがポイントであり、重症になる人を抑えるため、陽性となった人たちのサポートをしていく」と述べました。

そのうえで小池知事は「3回目のワクチンを打っていない人は、2回目のワクチンの効果が減っているので追加接種をお願いしたい」と呼びかけました。