政府 ロシア産の金輸入禁止など決定 ウクライナ侵攻の追加制裁

ウクライナ侵攻の追加の制裁措置として、政府は、ロシア産の金の輸入を禁止することなどを決定しました。

ウクライナへの軍事侵攻が続く中、政府はG7=主要7か国と連携して圧力をさらに強化する必要があるとして、5日の閣議でロシアと同盟国ベラルーシに対する追加の制裁措置を決めました。

具体的にはロシア産の金の輸入を禁止し、会計・監査、信託といったロシア向けの一部サービスの提供も禁止するとしています。

また、資産凍結の対象に、ロシアのグリゴレンコ副首相など57人と6団体、ウクライナ東部の不安定化に直接関与しているとされる親ロシア派のウクライナ人ら5人を加えるとしています。

さらに日本からの輸出を禁止する対象に、両国の合わせて90の軍事関連団体を追加するとしています。

松野官房長官は、閣議のあとの記者会見で「世界の平和秩序を踏みにじるロシアによる侵略を一日も早く終わらせるため追加の制裁措置をとる。今後も事態の改善に向けてG7をはじめ国際社会と連携し取り組んでいく」と述べました。