“日本でも別姓での婚姻届受理を” 日本人夫婦 家裁に申し立て

アメリカで夫婦別姓を選んで結婚した日本人の夫婦が、日本でも別姓での婚姻届の受理を認めるよう求めて4日、東京家庭裁判所に審判を申し立てました。

映画監督の想田和弘さんと映画プロデューサーの柏木規与子さんは、1997年にアメリカ ニューヨーク州で別姓を選択して結婚しました。

日本でも別姓のまま戸籍に記載してほしいと、先月、東京 千代田区に婚姻届を提出しましたが、夫婦別姓を認めない民法の規定などを理由に受理されなかったため、不服として4日、東京家庭裁判所に審判を申し立てたということです。

2人はこれまでにも国に対し、国内でも婚姻関係があることを確認する訴えを起こしていて、東京地方裁判所は去年「結婚は日本でも有効に成立している」と認めた一方「戸籍については家庭裁判所に申し立てるほうが適切だ」として訴えを退けました。

婚姻届を不受理とされたあと記者会見した想田さんは「婚姻関係にあると裁判で認められたのに戸籍には反映されず、保険や税金などさまざまな場面で不都合が生じている。法制度に矛盾があり、国は立法を進めてほしい」と話していました。

また、柏木さんは「日本では『柏木です』と名乗っても夫の名前で呼ばれ、不平等をひしひしと感じてきた。性別に関係なく、『この名前で生きていきたい』という思いが尊重される社会になってほしい」と話していました。