米オハイオ州 警察官が60発超の弾丸で黒人男性射殺 抗議デモに

アメリカ中西部オハイオ州で、黒人の男性が交通違反の疑いで警察に停止を求められたものの逃げたとして、警察官から60発を超す弾丸を受けて死亡していたことがわかり、現地では、警察の行為は人種差別に基づくものだなどとして抗議デモが行われました。

アメリカ オハイオ州アクロンの警察によりますと、先月27日、警察官が黒人男性、ジェイランド・ウォーカーさんに対し、交通違反の疑いで車を停止するよう求めたものの逃げたとして発砲し、その後、この男性は死亡しました。

これについて警察は3日、当時、警察官が身につけていたボディーカメラの映像を公開し、男性が、8人の警察官から60発を超える弾丸を受けていたことを明らかにしました。

警察は、男性が最初に車で逃げた際、発砲したとしていますが、男性は、その後、車から降りて徒歩で逃げていて、撃たれたときには、銃などは持っていなかったということです。

警察は、これに関わった警察官8人を休職にして内部調査を行っているということです。

現地では、これを受けて数百人の市民が「ブラック・ライブズ・マター=黒人の命も大切だ」などと書かれたプラカードを持って、警察の行為は人種差別に基づく行き過ぎた職務行為だったなどとして、抗議デモを行いました。

アメリカでは、おととし、黒人男性が警察官に首を押さえつけられて死亡した事件をきっかけに、人種差別への抗議活動が全米に広がりました。