ウクライナのスポーツ選手 国を守り89人死亡 13人ロシアに拘束

ウクライナのゼレンスキー大統領は、3日、首都キーウを訪れたIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長と、記者会見し「多くのウクライナの選手は軍に加わり、戦場で国を守っている。89人のスポーツ選手と指導者が戦闘で死亡し、13人がロシア側に拘束されている」と述べ、軍事侵攻がスポーツ界にも大きな被害を与えていると強調しました。

一方、バッハ会長は「私たちはウクライナの人々、特にウクライナのオリンピックの関係者との連帯を示すためにここに来た」と述べました。

そのうえで、バッハ会長は、ウクライナのスポーツ界に対する支援を強化するための基金を従来の3倍にあたる750万ドル、日本円で10億円余りに増額することを明らかにしました。