台風4号 九州北部に上陸の見込み 高知県で記録的大雨

台風4号と高気圧からの湿った空気の影響で、高知県では発達した雨雲がかかり続け、わずか半日の雨量が平年の7月1か月分に匹敵する記録的な大雨となっています。高知県では低い土地の浸水や川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。

台風はこのあと九州北部に上陸する見込みで、自治体の避難の情報に注意して、危険を感じたら早めに避難するよう心がけてください。

気象庁によりますと、台風4号からの湿った空気に加え、太平洋高気圧の縁をまわるように湿った空気が流れ込んでいるため、西日本から北日本にかけての広い範囲で大気の状態が不安定になっています。

午前5時までの1時間には、
▽国土交通省が徳島県那賀町に設置した雨量計で53ミリの非常に激しい雨を観測したほか、
▽熊本県宇城市で49.5ミリの激しい雨が降りました。

高知県では4日夜から5日未明にかけて発達した雨雲がかかり続け、気象庁は、帯状に発達した雨雲が連なる「線状降水帯」が確認されたとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
▽高知県須崎市では午前1時40分までの12時間に降った雨の量が353.5ミリに達し、統計を取り始めてから最も多くなったほか、
▽四万十町窪川ではこの48時間の雨量が530ミリを超え、平年の7月1か月分を上回る大雨となっています。

また、愛媛県と宮崎県、それに鹿児島県では土砂災害の危険性が非常に高まり「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。

台風は5日 九州接近へ 西日本中心に大雨のおそれ

台風の情報です。

気象庁の観測によりますと、台風4号は5日午前3時には長崎市の西50キロの海上を1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。

中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心の東側185キロ以内と西側110キロ以内では風速15メートル以上の強風が吹いています。

台風はまもなく長崎県に上陸する見込みで、その後、四国や近畿を横断しながら東へ進み、6日の朝には温帯低気圧に変わる見込みです。

九州や四国では5日、近畿や東海では6日にかけて雷を伴って非常に激しい雨が降り、台風から離れた東日本や北日本でも大気の不安定な状態が続き、大雨となるおそれがあります。
6日朝までの24時間に降る雨の量は、
▽四国と近畿で250ミリ、
▽東海で200ミリ、
▽九州北部で150ミリ、
▽九州南部と関東甲信で120ミリなどと予想されています。

また、台風の接近に伴って九州の海上では風が強まり、6日にかけての最大風速は
▽九州北部と四国、近畿、それに東海で18メートル、
▽九州南部で15メートルと予想され、
最大瞬間風速は25メートルに達する見込みです。

▽九州北部と東海では4メートルのしけが続く見込みです。
気象庁は低い土地の浸水や川の氾濫、土砂災害に厳重に警戒するとともに、強風や高波、落雷、竜巻などの突風にも注意するよう呼びかけています。

今回の台風は九州に接近する前から離れた地域でも大雨となっているほか、動きが比較的遅いため総雨量が多くなり、影響が長引くおそれがあります。

雨や風の状況を確認して早めの備えを進め、自治体からの避難の情報に注意して危険を感じたら早めに避難するよう心がけてください。