【台風4号】台風から離れた近畿で予想上回る猛烈な雨 警戒を

台風4号からの湿った空気の影響で、台風から離れた近畿では予想を上回る猛烈な雨が降っています。京都府や兵庫県では災害の危険性が急激に高くなっているところがあり土砂災害や浸水に厳重に警戒してください。
また、そのほかの地域でも土砂災害や低い土地の浸水などに警戒が必要です。

奄美地方の西の海上を北上している台風4号から暖かく湿った空気が流れ込んでいるほか太平洋高気圧のへりを回るように南東から湿った空気も流れ込んでいることから台風から離れた近畿、東海、山陰、関東などで局地的に雨雲が発達しています。

気象庁のレーダーによる解析では3日午後1時半までの1時間に、京都府の京丹波町南部付近でおよそ100ミリ、京都府の福知山市南部付近でおよそ90ミリのいずれも猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

京丹波町富田では午後1時50分までのわずか10分間に28.5ミリの雨と、時間に換算すると100ミリをはるかに超えるような猛烈な雨を観測しています。
午後2時までの1時間には兵庫県が丹波篠山市に設置した雨量計で69ミリ、国土交通省が津市に設置した雨量計で61ミリ、栃木県佐野市で53ミリのいずれも非常に激しい雨が降っています。

近畿では予想を上回る大雨となっていて京都府では川の水位が急激に上がり、氾濫危険水位を超えている川があるほか、これまでに降った雨で、京都府と兵庫県の一部では土砂災害の危険性が非常に高まり土砂災害警戒情報が発表されています。

土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒してください。

一方、台風4号は東シナ海を北上し、しだいに進路を東寄りに変える見込みで、5日には九州にかなり接近し、その後西日本や東日本の各地に接近するおそれがあります。

このため台風に近い九州だけでなく西日本や東日本の太平洋側を中心に非常に激しい雨や激しい雨が降り、各地で大雨となるおそれがあります。

気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するとともに強風や高波、落雷、それに竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。

沖縄ではけが人も

台風4号が沖縄本島を通過していた2日午後11時ごろ、沖縄県宜野湾市大謝名の路上で81歳の女性が風にあおられて転倒しました。消防によりますと、女性は頭を打って3センチの切り傷を負い、病院で治療を受けました。けがは軽く意識ははっきりしているということです。

また沖縄市消防本部によりますと2日午後2時半ごろ、沖縄市古謝で台風の対策をするために自宅の車庫のトタンの屋根にあがっていた60代の男性が屋根を踏み抜きました。男性はおよそ2メートル下の地面に落ちて肩を強く打つけがをし、救急車で病院に運ばれました。命に別状はないということです。