【動画】熱海土石流から1年 盛り土が被害拡大 責任の所在は

去年7月3日、静岡県熱海市の伊豆山地区で発生した大規模な土石流は、起点にあった盛り土が被害を拡大させました。

盛り土が造成された土地は、2006年に神奈川県小田原市の不動産会社が購入し、よくとしにはこの会社が盛り土の造成を熱海市に届け出ました。

造成現場では再三の行政指導にもかかわらず、大量の土砂が運び込まれ、2011年には土地の権利が今の所有者に移りました。

盛り土は危険な状態で長年放置され、去年7月、土石流となって下流の住宅地に流れ下りました。
遺族は「土地の元所有者と今の所有者が盛り土が崩れる危険性を認識しながら安全対策を取らなかった」として刑事告訴。

警察は去年10月、2人の関係先に業務上過失致死の疑いなどで強制捜査に入りました。

また遺族や被災者らは、この2人などを相手取り、賠償を求める訴えも起こしています。
その一方、元所有者は、「盛り土の届け出をした名義人というだけで、埋め立てには関与しておらず、実行したのは別の業者だ」と主張しています。

また、今の所有者の代理人は、「土地を購入したとき、盛り土があることを所有者は知らなかった」と主張しています。