中国 北京で沖縄観光をPR コロナ後の国外旅行解禁を見据えて

中国の北京で沖縄の文化を体験してもらうイベントが開かれました。「ゼロコロナ」政策のもとで中国から国外への団体旅行が禁止されている中、関係者は今後の国外旅行の解禁を見据え、沖縄観光の魅力をPRしました。

ことしで日中国交正常化から50年になるのに合わせて、北京にある日本大使館と沖縄県北京事務所が2日に開いたイベントには、100人を超える中国の人たちが参加しました。

会場では琉球音楽のバンドなどがオンラインで演奏を披露したほか、沖縄観光の魅力をPRしようと特産品の試食や試飲も行われ、参加者たちがとうがらしを泡盛に漬け込んだ調味料「コーレーグース」づくりの体験などを楽しんでいました。

沖縄を旅行したことがあるという30代女性は「こんなにおいしい食べ物やお酒があるとは知りませんでした。また行きたいです」と話していました。

中国では新型コロナウイルスの感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策のもと日本を含む国外への団体旅行は禁止されたままですが、ビジネスの往来の回復などに向け水際対策の見直しも進められています。
沖縄県北京事務所の森田さくら副所長は「国外旅行の解禁後に最初に行きたい場所として沖縄を思い出してもらえるよう、こうしたイベントを積極的にやっていきたい」と話していました。