3隻のうち駆逐艦とフリゲート艦は先月、ほかのロシア海軍の艦艇5隻とともに北海道沖の太平洋で確認されたあと、千葉県沖や伊豆諸島付近を航行していました。
ほかの5隻は、その後、沖縄本島と宮古島の間を通って東シナ海に入ったあと対馬海峡を通過したのが確認されていて、二手に分かれて日本列島を周回するように航行している形です。
防衛省は航行の目的を分析するとともに警戒・監視を続けています。

ロシア海軍艦艇 与那国島と西表島の間を通過 公表は初めて
ロシア海軍の艦艇3隻が1日から2日にかけて、沖縄県の与那国島と西表島の間の海域を通過したと防衛省が発表しました。ロシア軍の艦艇がこの海域を通ったと防衛省が公表したのは初めてで、航行の目的を分析するとともに警戒・監視を続けています。
1日午後11時ごろ、ロシア海軍の駆逐艦やフリゲート艦など3隻が、与那国島の南およそ70キロの海域を航行しているのを、海上自衛隊が確認しました。
3隻は2日午前にかけて、与那国島と西表島の間の海域を北東に進み、太平洋から東シナ海に入ったということです。
ロシア軍の艦艇がこの海域を通ったと防衛省が公表したのは、これが初めてです。
