コロナ感染で試合中止のソフトバンク 2日西武戦から試合再開へ

新型コロナウイルスの感染が広がったプロ野球 ソフトバンクは、1日まで試合を中止していましたが、新たな感染が確認されなかったと発表し、2日埼玉県所沢市で予定されている西武戦から試合が再開される見通しとなりました。

ソフトバンクは先月25日以降、選手やスタッフ合わせて18人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。

これを受けて、29日福岡市のPayPayドームで予定されていたロッテ戦と、1日に埼玉県所沢市のベルーナドームで予定されていた西武戦は、感染拡大防止の観点から中止となっていました。

球団は1日、1軍の関係者を対象に行ったPCR検査で新たな感染が確認されなかったと発表し、2日、ベルーナドームで予定されている西武戦から試合が再開される見通しとなりました。

球団はマスクの着用や手の消毒といった基本的な対策を徹底するなど、感染防止に努めるとしています。

藤本監督「若い選手はチャンスだと思ってやってもらえたら」

ソフトバンクは、新型コロナウイルスに感染した先発投手陣の一角、和田毅投手、リリーフ陣の嘉弥真新也投手、藤井皓哉投手、甲斐野央投手、守りの要でキャッチャーの甲斐拓也選手、中心バッターのグラシアル選手、デスパイネ選手、ルーキーの野村勇選手を欠く中で試合に臨みます。

藤本博史監督は「戦力ダウンというより、若い選手はチャンスだと思って思い切ってやってもらえたらいいと思う。疲れもたまっていたし活動ができなかった期間をいい休養だと思ってやっていきたい」と話しました。

2日先発する予定の東浜巨投手は「どういう状況であれ、やるしかない」と話したうえで、キャッチャーの甲斐選手を欠くことについて「今まで頼っていた部分が大きいと思うが、全員でカバーしたい。いつも以上にキャッチャーとのコミュニケーションを気にかけたい」と話しました。