大雨続く北朝鮮 予告なしにダム放流か 韓国側「遺憾」

韓国政府の当局者は、大雨が続いている北朝鮮が数日前、韓国を流れる川の上流にあるダムを予告なしに放流したとみられると明らかにしました。
韓国政府は北朝鮮に対し、ダムの放流には事前の通知を求めていて、今回の放流を「遺憾」としています。

北朝鮮では広い範囲で大雨が続いていて、気象当局が各地に大雨警報を出して対策を急ぐよう強調しています。

これに関連して韓国政府の関係者は30日、北朝鮮が数日前に韓国を流れるイムジン(臨津)川の上流にあるダムの水門を開き、予告なしに放流を行ったとみられると明らかにしました。

韓国政府は北朝鮮に対し、韓国側に流れ込む川の上流にあるダムを放流する場合には事前に通知するよう、28日に求めたばかりで、韓国統一省の当局者は今回の予告なしの放流について「遺憾に思う」との立場を示しています。

イムジン川では、2009年に北朝鮮が突然、ダムの放流を行ったため、下流の韓国側でキャンプをしていた6人が死亡したことから、その後韓国政府が事前に通知するよう要請し、北朝鮮が同意した経緯があります。

これまでのところ、韓国側で水位の上昇は確認されていないということですが、韓国軍などが水位の監視と警戒を強化しています。