公共施設などに設置のAED 8割以上に利用できない時間帯が

18年前の※7月1日、初めて一般の人がAEDを使えるようになったことを記念して、7月1日は「AEDの日」とされています。

心停止による突然死を防ぐ強い味方のAEDですが、NHKが全国の公共施設や医療機関に設置された、およそ7000か所について調べたところ、8割以上に夜間など利用できない時間帯があることがわかりました。

AEDは専門医らが作成したガイドラインで、設置されている施設の利用者だけでなく、24時間誰もが使えることが望ましいと指摘されています。

今回、NHKは日本救急医療財団が作成する「全国AEDマップ」に掲載されている、およそ34万か所のうち、学校や図書館などの公共施設や医療機関に設置されているもので「管理が行き届き確実に使える」とされている7151か所について、専門家の監修のもと、利用できる時間帯を調べました。

すると84.7%にあたる6057か所で、施設の閉まる夜間や休日など利用できない時間帯があることがわかりました。

過去にはAEDがあると知って夜間、学校に駆けつけたものの、施錠された玄関と防犯ガラスに阻まれて使えなかったというケースも起きています。

一方、小中学校の玄関の奥にあったAEDを校舎の外に移したり、自治体の予算で24時間営業のコンビニエンスストアに設置するなど、24時間使えるAEDを増やす取り組みも各地で進められています。

AEDに詳しい京都大学大学院医学研究科の石見拓教授は「AEDは設置がゴールではなく、いつでも使えることが重要だ。特に公の施設についてはその施設の利用者だけでなく、誰もがいつでもアクセスできるよう、設置場所などを見直していく必要がある」と指摘しています。