岸田首相 帰国の途に G7やNATO首脳会議など外交日程終える

岸田総理大臣はG7サミットやNATO首脳会議など一連の日程を終え日本時間の30日未明、訪問先のスペインを出発し帰国の途につきました。

岸田総理大臣は今月26日からドイツ南部のエルマウで開かれたG7サミット=主要7か国首脳会議に出席し、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や世界的な食料危機への対応をめぐって意見を交わしました。

この中では
▽ロシア産の金の輸入禁止などの追加制裁や
▽食料危機への対応としてウクライナや中東・アフリカ諸国に対しおよそ2億ドル、日本円にして270億円規模の拠出を行うことなどを表明しました。

また来年の広島でのサミットについて、5月19日から21日の日程で開催することを明らかにしました。

このあと岸田総理大臣はスペインのマドリードで開かれたNATO=北大西洋条約機構の首脳会議に、日本の総理大臣として初めて出席しました。

この中ではヨーロッパとインド太平洋の安全保障は切り離せないという認識を共有するとともに、中国などへの対応を強めるためNATOとの具体的な協力内容を盛り込んだ新たな文書を取りまとめることを確認しました。

そして一連の日程を終え、岸田総理大臣は日本時間の30日午前2時半すぎ、政府専用機で現地をたち帰国の途につきました。