ことし8月分の電気料金 大手電力10社のうち4社で値上がりへ

大手電力10社のことし8月分の電気料金は、火力発電の燃料価格が高騰しているため、4社で値上がりします。

29日、大手電力各社はことし8月分の電気料金を発表しました。

ロシアによるウクライナ侵攻を背景に、火力発電の燃料のLNG=液化天然ガスや石炭の価格が高騰していることから、10社のうち北海道電力、東京電力、中部電力、それに九州電力の4社で値上がりします。

使用量が平均的な家庭の電気料金で比べた場合、
▽7月分と比べて値上がり幅が最も大きいのは東京電力で247円上がって9118円となります。

次いで、
▽中部電力が231円上がって8747円、
▽北海道電力が99円上がって8862円、
▽九州電力が5円上がって7276円となります。

8月分のガス料金は3社で値上がり

また、ことし8月分のガス料金もLNGの価格高騰を受けて、大手ガス会社4社のうち3社で値上がりします。

7月分と比べた値上がり幅を使用量が平均的な家庭のガス料金で見ると、
▽大阪ガスが89円上がって6601円、
▽東邦ガスが88円上がって7223円、
▽西部ガスが68円上がって6727円、となっています。

ガス料金の値上がりは3社いずれも12か月連続です。