羽田~韓国キンポ路線 運航再開 新型コロナ影響で2年余中断

新型コロナウイルスの影響で2年余り中断されていた羽田空港と韓国 ソウル近郊のキンポ(金浦)空港を結ぶ路線の運航が29日再開されました。

両国の首都の中心部にアクセスしやすい羽田空港とキンポ空港の路線は、新型コロナウイルスの影響でおととし3月から運休が続いていましたが、水際対策の緩和で、29日、2年3か月ぶりに運航が再開されました。

新型コロナの感染拡大前は、週に84往復が運航されていましたが、当面は、週に8往復の合わせて16便が運航される予定です。

韓国 キンポ空港では

キンポ空港の出発ターミナルでは、29日朝、記念の式典が行われました。

式典には、韓国政府や日本大使館の関係者が出席し、乗客の代表に花束や記念品が手渡されました。
出張で東京に向かうという韓国人の会社員の男性は、「これまでは成田空港とインチョン(仁川)空港の路線を使っていましたが、東京に行きやすくなり、取り引き先とも近くなります。仕事の上ではありがたいです」と話していました。

29日午後には羽田空港からの便が到着し、ターミナルでは、空港の関係者などが韓国の民族衣装を着て出迎え、到着客に花束や記念品を渡して、歓迎していました。

東京から観光で訪れた女性は「東京とソウルの中心に近い路線なので、とても使いやすいです。観光ビザの取得は記入することも多く大変でしたが、5年ぶりに韓国に来たので、おいしい食事や買い物を楽しみたいです」と話していました。

ソウルを視察するため出張で訪れた日本の旅行会社の男性は「出国も入国もスムーズでした。韓国で観光したい人も日本に行きたい人もそれぞれ多くいると思うので、交流が増えて、両国がビザ免除を再開する日を願っています」と話していました。

韓国政府は、これに先立って6月1日から観光ビザの発給も再開していて、今回の路線再開で両国間の人の往来が活発になることが見込まれます。

ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権も路線の再開について、「日韓間の交流を活性化させる呼び水になることを期待する」としています。

羽田空港では

29日午前、羽田空港にあるキンポ行きの便のチェックインカウンターでは、ビジネス客などが搭乗手続きを行っていました。

日本で暮らす30代の韓国人の会社員は「羽田の近くに住んでいて便利なので、この路線を選びました。3年ぶりに家族に会えるのでとてもうれしいです」と話していました。

一方、キンポ空港から到着した便の乗客は、正午ごろ、到着ロビーに姿を見せました。

仕事で日本に来た50代の韓国人の男性は「実際に利用して便利さを実感しました。これからすぐに仕事に向かいたいと思います」と話していました。

大韓航空東日本支店の妹島禎也支店長は「互いの国を行き来したいという声は大きいので、一層の水際対策の緩和や本格的な観光客の往来を期待している」と話していました。