「もんじゅ」液体ナトリウム抜き出し 2031年度までに終了計画

廃炉作業が続く福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」について日本原子力研究開発機構は、原子炉の冷却材などに使われた液体ナトリウムを抜き出す作業を2031年度までに終えるなどとする計画をまとめ、28日、原子力規制委員会に申請しました。

日本原子力研究開発機構は、もんじゅの廃炉に向けて、ことし中に原子炉内の核燃料を使用済み燃料プールに格納する作業を完了し、来年度から原子炉の冷却材などに使われた液体ナトリウムを抜き出す作業に移る計画です。

具体的には、来年度から2026年度にかけて核分裂反応に伴って発生する中性子を原子炉の外に出さないための設備「しゃへい体」を取り出したあと、2031年度までに液体ナトリウムの抜き出しを終えるということです。

また、来年度以降、発電施設に設置されているタービン発電機や給水加熱器などの撤去を始めるとしていて、この計画について原子力機構は28日、原子力規制委員会に申請したということです。

計画の内容について報告を受けた福井県の野路博之安全環境部長は「もんじゅとして初めて本格的な解体作業が始まることになる。現場の安全対策などを十分に行ってほしい」と話していました。