アフガニスタン 地震で衛生環境悪化 ユニセフが感染症拡大懸念

アフガニスタン東部で1000人以上が死亡した地震の支援活動にあたっているユニセフ=国連児童基金の担当者がNHKの取材に対し、被災地では水道などのインフラが破壊されて衛生環境が悪化し、感染症が広がる懸念が高まっていると危機感を示しました。

アフガニスタンでは今月22日、東部のホスト州を震源とするマグニチュード5.9の地震が起き、地元当局によりますと、ホスト州と隣接するパクティカ州で合わせて少なくとも1040人が死亡し、1600人以上がけがをしているということです。

ユニセフは地震発生直後から被災地で支援活動を行っていて、スタッフがパクティカ州で23日に撮影した映像には、住民たちが壊れた家の片付けをしている様子のほか、家を失ってテントに身を寄せる子どもたちや、けがをして病院で手当てを受ける子どもの姿が映っています。

ユニセフ・アフガニスタン事務所で広報を担当するサマンサ・モート氏は27日、NHKの取材に「被災地では水道や下水の設備が地震で破壊されていて、感染症が広がることをとても懸念している。下痢やコレラの流行を防ぐため努力している」として、悪化した衛生環境の改善が大きな課題だという認識を示しました。

そのうえで「被災地には家族を失った子どもが大勢いる。心に傷を負った子どもへの対応として専門家を現地に派遣している」と述べ、子どもたちの心のケアに力を入れていることを明らかにしました。

また今後は、アフガニスタンの人たちが生活を立て直すため、長期にわたって復興に向けた支援が必要になるとして、国際社会に協力を呼びかけました。