猛烈な暑さ 夜間の熱中症にも警戒 東北や新潟は大雨に厳重警戒

関東甲信と東海、九州南部では異例の早さとなる梅雨明けが発表され、40度に迫る猛烈な暑さになったところもあります。夜間の熱中症にも警戒してください。
また東北南部を中心に大雨になっていて、土砂災害や川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。

関東甲信 東海 九州南部が梅雨明け

気象庁は27日午前11時「関東甲信、東海、それに九州南部が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

各地の梅雨明けは平年と比べると18日から22日早く、このまま確定すれば関東甲信では過去最も早い梅雨明けとなり、東海と九州南部では過去2番目に早い梅雨明けとなります。

また梅雨の長さも、いずれもこのまま確定すれば過去最も短い梅雨となります。

猛烈な暑さ 東京の都心も3日連続の猛暑日

27日も東日本や西日本の各地で気温が上がり、日中の最高気温は
▽栃木県佐野市で39.8度
▽群馬県館林市で39.1度
▽茨城県古河市で38.9度
▽埼玉県鳩山町で38.7度
▽山梨県大月市で38.5度
▽東京 八王子市で36.9度
▽東京の都心で35.7度
▽名古屋市で35.5度などと
関東甲信を中心に猛烈な暑さとなりました。

東京の都心で6月に3日連続の猛暑日となるのは初めてです。

また
▽京都市で34.1度
▽大阪市で32.1度などと
全国の観測点の5割以上に当たる494地点で30度以上となっています。

28日も気温が高くなり、日中の最高気温は
▽埼玉県熊谷市と兵庫県豊岡市で37度
▽甲府市、前橋市、それに名古屋市で36度
▽富山市、宇都宮市、京都市で35度
▽東京の都心で34度などと予想されています。

夜も気温が下がらないため夜間の熱中症にも警戒が必要です。

毎年、高齢者が冷房を使用せずに熱中症の疑いで亡くなるケースが確認されています。屋内では適切に冷房を使用するよう、離れて住む家族の方や周囲の人が声をかけるなど注意をうながすよう心がけてください。

熱中症の疑い 都内で80人搬送(27日午後3時まで)

東京消防庁によりますと、都内では27日午後3時までに熱中症の疑いで12歳から96歳までの男女80人が病院に搬送されました。

このうち70代から90代までの3人が重症、10代から90代までの24人が中等症、このほかの53人は軽症だということです。

28日以降も厳しい暑さが続く見込みで、東京消防庁は我慢せずに冷房を使用し、のどが渇く前にこまめに水分を補給するほか、屋外で人と2メートル以上距離が確保できる場合はマスクを外すなどして対策をとるよう呼びかけています。

90代女性 畑で倒れ死亡 熱中症か 三重

また27日午後3時すぎ、三重県菰野町田口で「畑で人が倒れている」などと近くの住宅を訪問したヘルパーから消防に通報がありました。

消防によると、倒れていたのは90代の女性で意識不明の状態で病院に運ばれましたが、死亡が確認されたということです。消防では熱中症が原因とみています。

県や消防はこまめに水分補給を行うなどして熱中症に注意するよう呼びかけています。

高齢者は特に熱中症への注意を

高齢者は若い人たちに比べて体内の水分の量が少ないうえ、暑さやのどの渇きへの感覚が鈍くなり、暑さに対する体の調節機能も低下するため特に熱中症への注意が必要です。

東京 豊島区の保健師の岡崎真美さんは、高齢者の熱中症対策として
▽のどが乾いていなくても1時間ごとにコップ1杯、一日当たり1.2リットルを目安にこまめに水分を補給するとともに
▽大量に汗をかいた時は塩分も忘れずにとることが大切だとしています。

また
▽エアコンの風を直接体に当てないようにしたり、風向きを調整したり室温を下げすぎないようにしたりして適切に使うほか
▽すだれやカーテンを活用し直射日光を遮ったり
▽長時間、風が体に直接当たらないように注意しながら扇風機を併用して空気を循環させることも重要だとしています。

岡崎さんは「高齢者と離れて暮らす家族はこまめに連絡をとって熱中症対策を呼びかけ、近所の人たちも高齢者への声かけを心がけてほしい」と話していました。

東北南部・新潟は大雨に

一方、太平洋高気圧のふちをまわるように暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、新潟県や東北南部には雨雲がかかり続けています。

午後8時までの1時間にはレーダーによる解析で山形県戸沢村付近でおよそ35ミリの激しい雨が降ったとみられます。

この12時間に降った雨の量は山形県新庄市で147ミリ、山形県飯豊町の中津川で132.5ミリ、福島県北塩原村の桧原で131.5ミリと、いずれも6月としては統計を取り始めてから最も多くなっています。

これまでの雨で山形県では土砂災害の危険性が高まって、土砂災害警戒情報が発表されています。大雨となっている地域では土砂災害や低い土地の浸水、それに川の氾濫に厳重に警戒し、夜間は安全な場所で休むようにしてください。

北日本や北陸では雨が降り続き、28日夕方までの24時間雨量は北海道と東北、それに新潟県で100ミリと予想されていて、北海道ではその後、29日夕方までの24時間雨量が100ミリから200ミリと予想され、大雨になるおそれがあります。

最新の気象情報に注意してください。

また東日本や西日本でも28日、局地的に雨雲が発達する見込みです。急な激しい雨のほか、落雷、竜巻などの突風、それに「ひょう」にも十分注意が必要です。