「仮面女子」メンバーの訴え退ける 看板事故で国の賠償認めず

4年前、東京 文京区の湯島聖堂で倒れてきた看板の下敷きになり大けがをしたアイドルグループのメンバーの女性が、施設を所有する国に賠償を求めていた裁判で、東京地方裁判所は「看板は国が設置や管理しているものではない」として訴えを退けました。

2018年に東京 文京区の湯島聖堂で敷地内に設置されていた看板が強風にあおられ倒れた事故では、アイドルグループ「仮面女子」のメンバーの猪狩ともかさんが下敷きになって大けがをし、下半身不随となりました。

猪狩さんと両親は「事故が起きたのは湯島聖堂を所有する国の責任だ」と主張して、賠償を求めていました。

27日の判決で東京地方裁判所の成田晋司裁判長は「看板に掲示されている内容は、湯島聖堂の管理を委託されていた公益財団法人が独自に行う講座に関するものが大半を占めている」と指摘しました。

そのうえで「看板は法人がみずからの事業のために設置したとみられ、国が管理しているものではない」として訴えを退けました。

法人からは猪狩さん側に和解金が支払われているということです。