3月の震度6強地震で被害 阿武隈急行 全線で運転再開

ことし3月、福島県と宮城県で最大震度6強の揺れを観測した地震で被害を受け、両県を結ぶ阿武隈急行は一時、全線で不通となっていましたが、復旧工事が終わり、27日朝、全線で運転を再開しました。

福島市と宮城県柴田町を結ぶ阿武隈急行は、ことし3月16日の地震で線路や駅舎などが大きな被害を受け、1か月余りにわたって全線で不通となりました。

代替バスを運行しながら復旧工事を進め、宮城県側から段階的に運転を再開しましたが、被害が大きかった福島駅と福島県伊達市の保原駅の間は運転できない状態が続いていました。

復旧工事が終わり、地震から3か月余りたった27日、始発列車から全線で運転を再開しました。

福島市の福島学院前駅では午前7時半すぎ、阿武隈急行の社員や駅を利用する大学生などおよそ30人が、「祝 運転再開」などと書かれたのぼりや横断幕を持って列車を出迎えました。

当面は臨時ダイヤで運行し、来月4日から終日、通常ダイヤで運行するということです。

大学1年生の男子学生は「JRや自転車などを使ってう回して通学していましたが、時間がかかって不便でした。再開されてうれしいです」と話していました。

阿武隈急行の新関勝造専務は「復旧に時間がかかってしまいましたが、この地域の中核的な公共交通機関なので、社員一同、使命感を持って路線を盛り上げていきます」と話していました。