アメリカ 太平洋の島しょ国への支援強化へ 日本などと新枠組み

アメリカ政府は太平洋地域の島しょ国への支援を強化するため、日本やオーストラリアなど5か国からなる新たな協力の枠組みを立ち上げると発表し、太平洋地域への影響力を強める中国に対抗していくねらいがあると見られます。

アメリカのホワイトハウスは24日声明で、太平洋地域の島しょ国が直面する課題の解決に向けた支援を強化していくため、日本、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスとともに新たな協力の枠組みを立ち上げると発表しました。

5か国は24日までの2日間、太平洋島しょ国と高官級の協議を行ったとし、気候変動対策や海洋の安全保障、保健、教育など、島しょ国にとって特に重要な課題に力を合わせて取り組んでいくとしています。

また「太平洋諸国フォーラム」といった島しょ国が参加する枠組みなどを通じて連携していくとし、「協力は、あらゆる段階で太平洋諸国が主導する形で進められる」と強調しています。
背景にはバイデン政権が「最大の競合国」と位置づける中国が、ソロモン諸島との間でことし4月に安全保障に関する協定を締結するなど、地域で急速に影響力を強めていることがあります。

アメリカは年内に島しょ国の外相を招いた会議を開きたいとしていて、新たな協力の枠組みを通じて太平洋地域での影響力を確保し、中国に対抗していくねらいがあると見られます。