ボルダリングW杯 女子は野中生萌が3位 年間ランキングは2位に

スポーツクライミング、ボルダリングのワールドカップは24日、今シーズンの最終戦がオーストリアで行われ、女子は東京オリンピック銀メダリストの野中生萌選手が3位に入りました。その結果、今シーズンのワールドカップ6戦のうち3戦で表彰台に上がった野中選手が年間ランキングで2位となりました。

スポーツクライミングのボルダリングは「課題」と呼ばれるコースを制限時間内にいくつ登ったかを競う種目です。

オーストリアのインスブルックで行われたワールドカップの今シーズン最終戦は24日、6人で争う女子の決勝が行われ、日本勢は3人が出場しました。

今シーズンここまで2回表彰台に上がっている野中選手は、最初の課題を1回で登り切りましたが、2つ目と3つ目の課題は最後まで登り切ることができませんでした。

それでも最後の4つ目の課題を登り切って3位に入り、2大会ぶりに表彰台に上がりました。

このほかの日本勢は、伊藤ふたば選手が1つの課題を登り切って4位、菊地咲希選手は4つの課題すべてで最後まで登り切ることができず6位でした。

優勝は、すべての課題を最後まで登り切ったアメリカのナタリア・グロスマン選手でした。

ボルダリングのワールドカップは、女子も今シーズンすべての試合が終わり、6戦中3戦で表彰台に上がった野中選手が年間ランキングで2位に入りました。

年間総合優勝は、アメリカのグロスマン選手で、開幕戦を除く5戦で優勝を果たす圧倒的な強さを見せました。

野中「徐々に自分の登りの感覚取り戻した」

スポーツクライミング、ボルダリングのワールドカップの最終戦で3位に入った野中生萌選手は、「3つ目の課題までは思ったような展開ではなかったので少し悔しかったが、最終課題でまだチャンスがあると分かっていたので、そこで決めきることができてよかった」と話していました。

また、年間ランキング2位で終えた今シーズンについては、「シーズンの初めは絶望的で、今シーズンどうなるんだろうとすごく不安だったが、徐々に自分の登りの感覚を取り戻していった。最後に年間ランキングの表彰台に乗ることができて本当にうれしい」と笑顔で振り返りました。

25日からは、壁を登った高さを競うリードの今シーズンのワールドカップが始まりますが、野中選手は出場しないということで、「日本に帰って、2種目の複合のトレーニングをしっかりしていこうと考えている」と話し、ボルダリングとリードの2種目で争う「複合」が実施される2年後のパリオリンピックを見据えていました。