“検事の不起訴は不当” 無罪前社長 検察審査会に申し立て

大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、裁判で無罪が確定した不動産会社の前社長が、違法な捜査を行ったとして刑事告発した検事2人を不起訴処分にした検察の判断は不当だとして検察審査会に審査を申し立てました。

3年前、横領事件に関わったとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴されたあと、裁判で無罪が確定した大阪の不動産会社の前社長 山岸忍さん(59)は、捜査を担当した50歳と44歳の検事2人が山岸さんの部下らを脅したり、不安をあおったりする違法な取り調べをしたと主張して、証人威迫などの疑いで刑事告発しましたが、大阪地検は今月21日、いずれも嫌疑不十分で不起訴にしました。

大阪地検は「取り調べの内容に暴行や威迫に当たると認められる証拠はなかった」と説明しています。

山岸さんはこれを不服として24日、検察審査会に申し立てるとともに、50歳の検事に対しては、特別公務員暴行陵虐の疑いで公務員の事件について刑事裁判を開くよう求める「付審判請求」も大阪地方裁判所に行いました。

山岸さんは「検察庁の身内による調査ではなく、市民の皆さまや裁判官にご判断いただくことで、適正な結論が下されるものと大きく期待しています」とコメントしています。

また山岸さんの弁護団は「検事が長時間、執ように行ったひどい取り調べであり、適正に判断してほしい」と話しています。