授業中ゴール倒れ児童死亡事故 学校側過失で賠償命令 福岡地裁

5年前、福岡県大川市の小学校で体育の授業中にフットサルのゴールポストが倒れ児童が死亡した事故をめぐり、遺族が賠償を求めた裁判で、福岡地方裁判所久留米支部はゴールポストの点検や固定をしていなかった学校側の過失を認め、3600万円余りの支払いを市に命じました。

平成29年、福岡県大川市の市立川口小学校で、体育の授業中にフットサルのゴールポストが倒れ、4年生の男子児童(当時10)が下敷きになり、死亡しました。

この事故をめぐり、両親が安全管理を怠ったためだとして、大川市に対し、4300万円余りの賠償を求める訴えを起こしていました。

24日の判決で、福岡地方裁判所久留米支部の立川毅裁判長は「ゴールポストの転倒による死亡事故は過去にもあり、文部科学省も安全点検や事故防止に関する通知を出していて、校長はゴールポストの危険性を認識していた」と指摘しました。

そのうえで「校長は教員とともにゴールポストを点検し、土台のロープとくいを結ぶなどして固定するべきだったのに、しておらず、注意義務を怠った」として学校側の過失を認め、3600万円余りを支払うよう市に命じました。

この事故では、教師や校長など6人が業務上過失致死の疑いで書類送検され、その後、不起訴となっています。