スポーツクライミング ボルダリングW杯 緒方良行が年間優勝

スポーツクライミング、ボルダリングのワールドカップは23日、今シーズンの最終戦がオーストリアで行われ、男子は緒方良行選手が3位となりました。今シーズンの6戦中5戦で表彰台に上がった緒方選手は2年連続で年間総合優勝を果たしました。

スポーツクライミングのボルダリングは「課題」と呼ばれるコースを制限時間内にいくつ登ったかを競う種目です。

ワールドカップの今シーズン最終戦は23日、オーストリアのインスブルックで男子の決勝が行われ、日本勢は緒方選手と藤井快選手の2人が出場しました。

緒方選手は最初の課題を1回で登り切り、3つ目の課題は苦戦しながらも最後まで登り切りました。

最後の4つ目の課題は登り切れませんでしたが3位となり、2大会ぶりに表彰台に上がりました。

藤井選手も2つの課題を最後まで登り切りましたが、「ゾーン」と呼ばれる一定の高度に達した数の差で5位でした。

優勝はアメリカのコリン・ダフィー選手で、ただ1人3つの課題を登り切りました。

一方、日本男子のエースの楢崎智亜選手は準決勝で7位となり、上位6人で争う決勝に進むことができませんでした。

ボルダリングのワールドカップはこれで今シーズンのすべての試合が終わり、6戦中5戦で表彰台に上がった緒方選手が2年連続で年間総合優勝を果たしました。

年間2位は楢崎選手、3位には藤井選手が入り、日本勢が上位を独占しました。

緒方「こんなにうまく行くとは思っていなかった」

スポーツクライミング、ボルダリングのワールドカップで2年連続の年間優勝を果たした緒方良行選手は「ことしもこんなにうまく行くとは思っていなかった。例年通り、初戦にピークを持っていって、そこからあとは流れに乗るスタイルでやってみたが、それがうまくヒットした」と振り返りました。

スポーツクライミングの今シーズンのワールドカップは25日から壁を登った高さを競うリードの大会が始まります。

この大会にも出場する予定の緒方選手は「切り替えが急になるので、どこまで対応できるかやってみないと分からないが、しっかりと準備してきたものを発揮できたらいいと思う」と意気込みを話していました。

藤井「課題がたくさん見つかるシーズンになった」

スポーツクライミング、ボルダリングのワールドカップで年間3位となった藤井快選手は「今シーズンは久しぶりに優勝することもできたし、3位で表彰台にもあがることができて割とよかったと思っている。ただ、2回準決勝で敗退しているのが悔やまれるところで、1戦ごとに交互に決勝進出、準決勝敗退となっているのは自分の体力の問題かなと感じている。来年に向けて課題がたくさん見つかるシーズンになった」と今シーズンの戦いを振り返りました。

また、25日から始まる今シーズンのリードのワールドカップに向けては「ボルダリングのシーズンが長く続いたので、リードのトレーニングは正直、満足いくものはできていないが、まずは決勝進出、その先は表彰台に上がれるように精いっぱい、頑張りたい」と話していました。

楢崎「挽回できなかったところが悔しい」

スポーツクライミング、ボルダリングのワールドカップで年間2位となった楢崎智亜選手は「前半はすごくいい流れに乗って戦えていたが、第3戦から少し調子を落としてしまってそこから最後、挽回できなかったところが悔しい」と今シーズンの戦いを振り返りました。

日本勢が年間成績の上位を独占したことについては「国内にこれだけ強いライバルがいるということはすごく刺激的だし、この3人でこれからもずっと刺激し合って強くなりたい」と話していました。