LIXIL トイレやキッチンなどの価格 9月から順次値上げへ

住宅設備大手の「LIXIL」は、アルミや銅といった原材料価格が高騰しているなどとして、トイレやキッチンの価格をことし9月の受注分から順次値上げすることを決めました。

発表によりますと、値上げするのはトイレやキッチン、洗面化粧台や玄関ドアといった住宅設備のうちの一部の商品です。

ことし9月の受注分から順次、希望小売価格の改定を進めるとしていて、値上げの幅は最大で27%になります。

このうち▽トイレは2%から14%程度、▽キッチンは5%から10%程度、▽床などに使用するタイルは10%から20%程度、値上げします。

会社では、ことし4月にトイレやキッチンなどの一部の商品で価格を引き上げていますが、今回対象となっているのはほとんどが別の商品だということです。
理由について会社では、ウクライナ情勢を背景としたアルミや銅、プラスチック樹脂などの原材料価格の高騰や円安の影響、それに海上輸送に伴う物流費が高止まりしていることなどを挙げています。

住宅設備メーカーでは、「TOTO」がトイレやキッチンなどの一部の商品でことし10月の受注分から価格を引き上げることにしていて、原材料価格の高騰を販売価格に上乗せする動きが広がっています。