“一方的な開発 極めて遺憾” 東シナ海ガス田開発で中国に抗議

日中の外務省幹部による協議が行われ、日本側は東シナ海のガス田開発をめぐり、日中の中間線の中国側の海域で中国が掘削機材などを設置したことは一方的な開発であり極めて遺憾だとして、重ねて抗議しました。

外務省の船越アジア大洋州局長は23日、中国外務省国境海洋事務局の洪亮局長と海洋問題をめぐって、およそ3時間、テレビ会議形式で協議を行いました。

この中で船越局長は、東シナ海のガス田開発をめぐり、日中の中間線の中国側の海域で中国が掘削を行うための機材などを設置したことは一方的な開発に当たり、極めて遺憾だとして重ねて抗議しました。

そのうえで、日中両政府が共同開発するとした2008年の合意に基づき、関係する条約の締結交渉の再開に速やかに応じるよう改めて求めました。

また、船越局長は今月4日、沖縄県石垣島周辺の日本のEEZ=排他的経済水域で中国の海洋調査船が観測機器の可能性が高いものを海中に投入したことは日本の同意を得ない海洋調査だったとして厳重に抗議しました。

一方、協議では、自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を防ぐため、防衛当局の幹部が連絡を取り合う「ホットライン」の早期開設に向けて調整を進めることを確認しました。