物価高騰などで苦しい学生を支援 短大で食堂の補助券配布 香川

物価の高騰などで経済的に苦しむ学生たちを支援しようと、香川県宇多津町にある香川短期大学が、食堂で利用できる補助券の配布を新たに始めました。

香川短期大学は、新型コロナの影響でアルバイト収入が減った学生の支援を目的に、これまでも食堂の利用補助券を配布してきました。

23日、新たに始まった補助券の配布は、ウクライナ情勢などを受けて物価が高騰していることを考慮したもので、食堂で利用できる100円分の補助券が20枚つづりになっています。

窓口となっている学生支援部には希望する学生が次々と訪れ、補助券を受け取っていました。

香川短期大学の食堂では、物価の高騰を受けて今月20日から一部のメニューを最大50円値上げをしていて、学生の1人は「新型コロナの影響でバイトの収入が減ったので、補助券はありがたい」と話していました。

別の学生は「食費が高くなったので、食堂で食べる際には助かる」と話していました。

香川短期大学の織田潤二学生支援部長は「食堂で昼食を楽しく十分にとって、午後からの授業に励んでもらいたい」と話していました。