サウジ皇太子 ジャーナリスト殺害事件後初のトルコ訪問

サウジアラビアのムハンマド皇太子がみずからの関与も指摘された4年前のジャーナリスト殺害事件のあと初めてトルコを訪問しました。事件で悪化したトルコなどとの関係の改善とともに事件の幕引きを図る思惑があるとみられます。

サウジアラビアのムハンマド皇太子は22日、トルコの首都アンカラを訪問し、エルドアン大統領と会談しました。

トルコでは2018年、サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏がサウジアラビア当局者などに殺害され、エルドアン大統領が皇太子の事件への関与を示唆したことなどから、両国関係は冷え込んでいました。

事件後、ムハンマド皇太子がトルコを訪問するのは今回が初めてです。

ムハンマド皇太子はサウジアラビアの人権状況を批判してきたアメリカのバイデン大統領とも来月、会談する予定で、トルコや欧米各国との関係改善に乗り出すとともに、事件の幕引きを図る思惑があるものとみられます。

事件をめぐってサウジアラビア政府は捜査結果などを明らかにしておらず、カショギ氏の婚約者だったハティジェ・ジェンギズさんは今回の訪問について「殺人の責任を負っている事実を変えるものでもない」と非難し、皇太子の責任を追及すべきだと訴えています。