将棋 藤井聡太五冠「名人」最年少記録更新に向け好発進

将棋の八大タイトルの1つ、「名人戦」の挑戦権がかかる「順位戦」で藤井聡太五冠(19)が初戦に勝利し、「名人」獲得の最年少記録更新に向けて好スタートを切りました。

「順位戦」は、最も歴史の長い「名人戦」への挑戦者を決めるリーグ戦で藤井五冠は22日オープンした名古屋市の「名古屋将棋対局場」で「順位戦」の初戦に臨みました。

相手は、日本将棋連盟の会長、佐藤康光九段(52)で、序盤は自陣の守りを固めて互いに出方をうかがっていましたが、先手の藤井五冠が徐々に攻め込む展開となりました。

そして、日付が変わった23日午前0時2分、101手までで佐藤九段が投了。

藤井五冠が「名人戦」挑戦に向けて好スタートを切りました。

対局のあと、藤井五冠は「中盤でいくつか誤算が重なったところが反省点だ。名人戦に挑戦できるよう、2局目以降も1局1局を大事に戦いたい」と話していました。

一方、敗れた佐藤九段は「途中から予想とは違う展開になり、振り返ると良さそうだと思える局面がなかった。もう少し粘れる展開にしたかった」と話していました。

「名人」獲得の最年少記録は、谷川浩司 十七世名人(60)の「21歳2か月」で、現在19歳の藤井五冠がこの記録を塗り替えるには、今期が最初で最後のチャンスとなります。

「名人」への挑戦権をかけた「順位戦」、藤井五冠の2戦目は、菅井竜也八段(30)との対局が予定されています。