津波で被害 高田松原の松林 小学生が草取り体験 岩手 陸前高田

東日本大震災の津波で松林の大半が失われたあと4万本のマツの植樹が行われた岩手県陸前高田市の高田松原で21日、市内の小学生が草取りなどの保全活動を体験しました。

高田松原を訪れたのは陸前高田市立横田小学校の1年生から4年生までのおよそ30人で、鎌などを使ってマツの周りの草取りを体験しました。

高田松原は、かつては海沿いに7万本とも言われる松林が続く景勝地でしたが、震災の津波で「奇跡の一本松」を残してすべて流されました。

その後、県と地元のNPO法人などによる4万本のマツの植樹が去年までに完了し、中には2メートルを超える高さに成長したものもあります。

横田小学校では、来年の春に高田松原津波復興祈念公園を会場に開かれる全国植樹祭を見据えて、緑の少年団が結成されていて、子どもたちは時折、虫を見つけて驚きながらも、意欲的に作業に取り組んでいました。

参加した4年生は「どのマツも形が違っていておもしろい。震災前と同じような姿に戻ってほしいです」と話していました。
NPO法人「高田松原を守る会」の鈴木善久理事長は「さまざまなボランティアの協力を得てここまで来た。若い人たちに保全作業に携わってもらいマツと一緒に自分の成長を実感してほしい」と話しています。