核兵器禁止条約 初の締約国会議 オブザーバー出席国が演説へ

オーストリアで開かれている核兵器禁止条約の初めての締約国会議は2日目の会合が始まり、条約には参加していないものの、オブザーバーとして出席しているNATO=北大西洋条約機構の加盟国なども演説する予定で、発言が注目されます。

核兵器の所有や使用などを禁じる核兵器禁止条約の初めての締約国会議は、21日にオーストリアの首都ウィーンで始まり、締約国の多くが演説で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻で核の脅威が高まっている現状に危機感を示し、核兵器廃絶を目指す条約の意義を強調しました。

2日目の会合は22日午前、日本時間の22日午後5時すぎから始まり、条約には参加していないもののオブザーバーとして出席している国の演説が行われます。

会議の議長を務めるオーストリア外務省のクメント局長によりますと、オブザーバーとしての出席を表明しているのは33か国で、この中にはすでに条約の批准手続きを進めている国もありますが、条約には参加しない方針でも会議に出席することで、自国の安全保障上の立場を説明し、締約国やNGOとの意見交換を目指している国もあります。

NATOの加盟国でアメリカの核の傘のもとにあり、条約に参加しない立場をとってきたドイツやオランダ、ノルウェーもオブザーバーとして出席していて、発言が注目されます。

そのほか2日目の会合では、長崎から出席している被爆者が証言を行うほか、将来、条約に核保有国を参加させていく手続きや核兵器や核実験の被害者への支援などについても議論される予定です。